■理事長基本方針
2019年度理事長 髙岡 正博
2019年は、平成という時代が終わりを迎えます。
振り返ってみますと、世界情勢では、冷戦の終結から始まり、ソ連崩壊によるアメリカ一極体制とグローバル資本主義の台頭、その歪みによるアメリカ同時多発テロの発生、リーマンショックによる世界不況、ITや通信技術の飛躍的な進歩など、目まぐるしく情勢が変化しました。日本においては、バブル崩壊による日本経済の低迷、阪神・淡路大震災や東日本大震災といった未曽有の災害が起き、そして誰も経験したことのない人口減少社会に突入しました。一寸先も見えない社会の中で不安と迷いが生じ、経済大国であった日本が衰退し自信を失いつつある今、人々から余裕が無くなってきているのを感じます。
振り返ってみますと、世界情勢では、冷戦の終結から始まり、ソ連崩壊によるアメリカ一極体制とグローバル資本主義の台頭、その歪みによるアメリカ同時多発テロの発生、リーマンショックによる世界不況、ITや通信技術の飛躍的な進歩など、目まぐるしく情勢が変化しました。日本においては、バブル崩壊による日本経済の低迷、阪神・淡路大震災や東日本大震災といった未曽有の災害が起き、そして誰も経験したことのない人口減少社会に突入しました。一寸先も見えない社会の中で不安と迷いが生じ、経済大国であった日本が衰退し自信を失いつつある今、人々から余裕が無くなってきているのを感じます。
そんな中、元号が変わり、新たな時代がやってきます。今こそ、戦後復興を成し遂げると志を立てて活動された先人のように、明るい未来を切り拓いていかなければならない我々青年世代が、前を向き、英知と勇気と情熱を振り絞って活動していかなければなりません。そのためには、自身を成長させ、どんな困難にも立ち向かう気力と知恵を身につけなければならないと考えます。
本年度はこの言葉をスローガンに掲げます。
何のために青年会議所に入会したのでしょうか。人との繋がりが欲しい、仕事に繋げたいなど様々あるでしょう。しかし、誰もが少なくとも、自分を成長させたい、自分を高めたいと思って青年会議所に入会してきているのではないでしょうか。
JCI Missionで示されているとおり、青年会議所には、より良い変化をもたらす力を青年に与えるための発展・成長の機会が提供されています。しかし、機会が提供されているだけで、青年会議所に所属しているだけでは成長が果たされないのです。提供されている機会を掴み、実践しなければなりません。成長するには、自分の限界を少しずつ超えていくことを繰り返す必要があります。出来ることだけ、楽なことだけでは進歩することがないのです。私たちは、すでに青年会議所に入会するという大いなる挑戦をし、大きな一歩を踏み出しています。そして、青年会議所は単年度制です。年度が替われば新たな役職や委員会に配属され、初めての事に挑戦していくのです。初めての事を行っていく過程で、悩み、考え、最後は覚悟を決めて行動に移す。自分の限界を少しずつ超えていく仕組みが青年会議所には備わっています。自ら積極的に機会を掴み、身をもって実際に体験し、仲間と切磋琢磨しながら様々な経験をすることで成長を果たさなければ、地域の未来はありません。そして、誰かがやってくれると人任せにするのではなく、自らが率先して行動し、地域のリーダーとして新たな時代を先導していくことが、地域の明るい未来を切り拓くことに繋がります。
そして、最重要課題である会員拡大を果たさなければなりません。LOMを存続していくため、また活動の可能性を拡げていくためにもメンバーを増やしていかなければなりません。そして、人は人でしか磨かれないという言葉があるように、成長していくためには、多くのメンバーと切磋琢磨していくことが重要です。地域の未来を考え、行動していく人を一人でも多く増やさなければ、明るい未来を切り拓くことができません。そのためにも、LOM一丸となり会員拡大を行う必要があります。地域の明るい未来を考えるうえで、様々な課題があります。その課題に対して、目の前の事だけを考えるのではなく、将来を見据え、持続性を持った解決策を考えていく必要があると考えます。そして、責任世代である我々が、次代のために地域を持続させていくにはどうするかを考えていかなければなりません。近年、世界では持続可能性が唱えられており、その最たるものが、2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)です。地球上の誰一人として取り残さないことを誓い、発展途上国のみならず、先進国自身が積極的に取り組んでいます。しかし、日本社会での浸透、特に地方ではまだまだ浸透しているとは言えません。目標の設定次第で、まちづくり、また企業経営にも役立つものです。これまで持続可能性を考え、様々な課題解決を行ってきた青年会議所だからこそ、この目標を活用し、持続可能な地域へと導いていく必要があると考えます。
以上の想いを実現するために、本年度は以下の通り4つの委員会で取り組んでいきます。
・総務委員会
要の委員会として各委員会と連携を図り、円滑かつ効率的なLOM運営を行います。また、広報誌「絆」を発行するとともに、様々なメディアを通してLOMの活動を広く発信します。
・会員開発委員会
LOMの将来を担う新会員の育成に努めます。また、JAYCEEとしての会員資質の向上を図ると共に、大韓民国全州青年会議所及び年忘れ合同例会によるOB諸兄との交流を通じた会員開発を行います。
・持続可能な地域開発委員会
SDGsを活用し、持続可能な地域に繋がるまちづくりを行います。
・会員拡大特別委員会
最重要課題である会員拡大を、LOM一丸となって取り組めるように統括します。
また、本年度は専務理事直下の渉外室を設置し、LOM会員相互の親睦、LOM渉外業務を行います。
豊岡青年会議所創立以来、経験したことのない組織となっています。人数の減少もさることながら、入会3年未満のメンバーが半数を占めることとなりました。地域の未来を切り拓く団体であるためにも、また、2年後の創立60周年を迎えるためにも、組織全体の底上げをしていかなければならないと考えます。
今一度基本を見つめ直し、青年会議所活動の意義や本質を考え、自らの腑に落とし活動していくことが大切であると考えます。青年会議所には素晴らしい機会が用意されています。今こそ、まちの明るい未来を切り拓くため、様々な機会を積極的に捉えて、行動していこうではありませんか。
為せば成る 為さねば成らぬ何事も・・・
明るい未来に向けた一歩を踏み出そう!!
為せば成る 為さねば成らぬ何事も・・・
明るい未来に向けた一歩を踏み出そう!!