■理事長挨拶
平素は、私ども一般社団法人豊岡青年会議所の活動に対しまして、格別なるご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
確かな明日が見えない混迷した1951年、「新日本の再建は我々青年の仕事である」という覚悟のもと日本青年会議所は設立されました。永い年月の中で、その時代にあった明確な運動指針を掲げ、「明るい豊かな社会」の実現へ邁進してきました。そして、1961年、豊岡青年会議所は誕生し、本年で創立54年目を迎えることとなりました。これもひとえに「英知と勇気と情熱」が詰め込まれた活動の積み重ねと、皆様方から多くのご協力を得て達したものだと重ねて感謝御礼申し上げます。
さて昨年来、安倍政権はデフレ脱却と経済再生に向けた大胆な金融政策・機動的な財政政策・民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」による経済政策を打ち出しました。しかしながら、その効果は大都市や大企業に限られており、急速な少子高齢化、過度な円安等による多くの諸問題により、我々が住まう地方都市や中小企業にはその効果は目に見える実感として波及していないのが現状です。
我々の使命は、このまちに住み暮らす人々と共にまちの未来に夢を持ち、その夢に向かって挑戦していけるような社会を創造することです。人と人とのつながり、人と地域とのつながりを大切にし、まちの理想の姿を思い描き、誇りと愛着を持って新たな価値を創出することで魅力ある運動を展開して参ります。これからを担う私達も、この地に住み暮らす青年経済人として、やりたいこと、できること、そしてやらなければならないことをしっかりと見据え、過去から多くを学び、敏感に「今」を捉え、論ずるのみならず力強く歩みを進め、豊岡の発展と活性化に貢献する事で、「明るい豊かなふるさと」の実現を目指していく所存でございます。輝かしい未来のために、次代を担う子ども達のために。
末尾となりましたが、本年も倍旧のご支援、ご協力を御願い申し上げますと共に、皆様方のご健勝、ご多幸を心から御祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
一般社団法人豊岡青年会議所
理事長 吉尾 甲介