●JC青年会議所とは
1949年、明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志による東京青年商工会議所(商工会議所法制定にともない青年会議所と改名)設立から、日本の青年会議所(JC)運動は始まりました。
共に向上し合い、社会に貢献しようという理念のもとに各地に次々と青年会議所が誕生。1951年には全国的運営の総合調整機関として日本青年会議所(日本JC)が設けられました。
現在、全国に青年会議所があり、三つの信条のもと、よりよい社会づくりをめざし、ボランティアや行政改革等の社会的課題に積極的に取り組んでいます。さらには、国際青年会議所(JCI)のメンバーとして各国の青年会議所と連携し、世界を舞台として、さまざまな活動を展開しています。
●一般社団法人豊岡青年会議所
1 一般社団法人豊岡青年会議所は、1961年に全国で205番目の青年会議所として誕生しました。創立以来、「明るい豊かな社会」の実現に向けて、修練・奉仕・友情の三信条のもと地域に密着した形で時代に即した運動を展開しています。
会員は豊岡市に在住もしくは勤務している20歳から40歳までの青年で構成されています。毎年、原則として全理事・役員の交代、全会員が各委員会への所属も交代します。しかも40歳定年制により、創立以来常に若さと活動力溢れた団体です。
●JCの三信条
JCの性格は、その基本理念として、全世界普遍の人類愛にあります。人類はすべて平等であり、特定の団体あるいは政党などにかたよることなく、何ものにも左右されない最も正しい道を歩み続けます。この方針を貫くためにも、JCの各メンバーが心がけるべきこととして三つの項目を信条としています。
「修練(Training)」個人の修練
社会への奉仕を志すものは、まず自己の修養に努め、良識ある地域社会人として、また指導者たる誇りを持たなければなりません。こうした個人や集団の指導力開発(Leadership Development)とは実践的な活動の中で養成されるものとしています。
「奉仕(Service)」社会への奉仕
戦後の虚脱状態から自由民主主義国家という新しい日本の再建に立ち上がった当時の青年たちが団結し、その強い団結力と勇気をもって、常に時代を先取りし、みずからの手で積極的に社会への奉仕を行ってきました。この活動が地域社会の発展、国家、世界の平和に貢献するものとしています。
「友情(Friendship)」世界との友情
JCは同じ目的を持つ者の集団です。個人の力には限界があり、個人ではできないことも集団の力をもってするならば可能です。その力をフルに発揮するには、個人の相互の理解と友情がなければ成功しません。この友情の結びつきが都市から都市へ、国家から国家へ、そして世界中へ広がり、ついには大きな人類愛に高められ、世界の平和に貢献します。